会津地域で育った豚、牛、馬を地域の食卓に供給する地産地消の黒子として、生産者からの直接荷受けから、カット抜骨・成形した後に街の専門店やスーパーに供給する過程を担います。
会津地域の畜産農家とパートナーシップを結び、生産者に品質のフィードバックを行うことで自分の育てた肉の味を伝え、飼育方法や飼料の研究などで生産面でのサポート実施することで高品質の食肉を提供しています。
会津の肉と聞かれると馬肉を思い浮かべる方が多いかもしれません。会津の地に馬肉が根付いた理由は諸説語られていますが、戊辰戦争時代に、傷ついた兵士に馬肉を食べさせて回復させたことより来ているとも言われています。ハヤオで供給している馬肉は、全商品で国産馬を使用し、さらに自社飼育も一部行っています。
食肉センターに隣接した自社工場にて商品を送り出しています。食肉センターに隣接している強みは、外気に触れることなく食肉の処理・加工ができることです。食肉センターで処理された枝肉がそのままレールで自社工場へ運び込まれるため、鮮度の良さでは他の追随をゆるしません。
また、2021年3月に建て替えを行った自社工場では、HACCPの考えを取り入れた衛生管理を行っております。工場全体の衛生管理を徹底することで、食肉の安全性をより確かなものにしています。
食品加工については、今から約50年前の昭和50年に東北地方では初めて、生肉を真空パックしたチルドの製品化に成功するなどの実績をもっております。肉だけではなく、タレ等の『味付け』についても、会津人の真面目で『質実剛健』な気質で、コツコツと時間をかけて練った秘伝の味となります。
お客様に自社のトラックで直接お届けする販売をしています。直接届け、お客様と会話することで様々なニーズに対応できます。創業60年以上の信用で、会津の商品だけでなく、お客様のニーズに合った多様な商品を販売することができます。また、事業承継等の最近のお客様の問題解決についても、お客様と一丸となって、誠意をもって取り組んでいます。
ハヤオがここまで成長することができたのも、ひとえに会津の専門店に育ててもらったからです。その『恩返し』として始めた事業が『専門店の新たなビジネスモデル』の構築です。スーパーと同じことをするのではなく、独自色を出す小売店モデルを自らが率先して作り上げ、そのノウハウを地域の専門店に還元することを目的に、『29屋』という専門店をオープンさせました。
従来の食肉だけではなく、専門店だからこそ作れる惣菜を販売し、平成25年10月には会津大学短期大学部食物栄養学科とコラボして、会津の特産品である馬肉を使った「桜メンチカツ」をつくりました。地産地消、かつ栄養価が高く、ヘルシーな馬肉を食べてもらいたいという思いで試行錯誤して作り、平成26年3月に会津若松市で開催されたイベントでは、かつ丼にして200食があっという間に完売しました。
株式会社ハヤオは、脱炭素社会を目指す「CoCoLoプロジェクト」へ参加しております。その取り組みのひとつとして、令和3年に竣工した当社神指新工場の屋根に太陽光発電設備を設置しております。工場内の電力使用量の一部を再生可能エネルギーでまかなうことで、脱炭素社会の実現への貢献を目指しています。また、自家用電源としての活用により、自然災害などによる停電時にも外部との通信手段の確保、事業を継続・再開する体制を整えられるようなリスクマネジメント効果も期待できます。